齢31歳にしてプチ失踪Ⅱ

流石にこれはパクチーに、ひいては難民に合わす顔が無い・・・・・
とりあえずパクチーに謝らなければ・・・・・・・

俺はそう思い、電話を手に取ると
パクチーに電話をかけようとした・・・・

しかし!!

もし俺の予想以上にパクチーが憤慨してたらどうしよう・・・・

「今度という今度は貴様にはマジで愛想が尽きたわ!!
ドンキホーテにでも行って手ごろな長さのロープを買ってきて
てめーの部屋のドアのノブで首をくくって今すぐ死ね!!」

そんなこと言われたら俺、泣くだろうな・・・・

もう全てに対してチキンになってしまっていた俺はとりあえず


【件名】 本当にすいません

せっかく紹介してもらったのですが、
やはり俺には電話業務がどうしても合わないので
辞める旨を伝えました。
パクチー君には今まで色々とお世話になったのに、
裏切るようなことをして申し訳無いです、
俺のせいで色々と迷惑をかけてしまって本当にごめんね。

(原文のまま)

というメールを送って様子を見ていました。

すると、どうでしょう
1日経っても全く返信がこないじゃないですか・・・・・・

これは相当お怒りになってらっしゃる・・・・・・

パクチーが怒れば、難民が怒る
もうダメだ・・・・誰にも合わす顔など無い

もう難民とも会うことも無いのだろう・・・・
俺はそう決意をすると、携帯の電源を落とし
誰とも連絡がつかないような状態にした

誰とも会うことが無いのだから
金など安くても、俺みたいな無能でも出来て
誰にも迷惑をかけないような仕事を探そう・・・・

そしてフリーペーパーで見つけた仕事ってのが
和光市のほうにある時給800円の
工場の仕分けの仕事であった

「こいつは俺みたいなどうしようもない人間に
ぴったりの仕事じゃねーか」
そう思うやいなや早速電話を掛けて
面接へとこぎつけた

さようなら難民・・・・
俺は一生、安い賃金で工場での労働をしながら
君たちの活躍を祈っているよ・・・・・

そんなメランコリックな気分に浸り
いざ、和光市まで面接に行こうと思ったのだが・・・・・

ちょっと待てよ?
和光市ってすげー遠くね?
何でわざわざ和光市なのよ?
つーかさ、安くてもいいんだったら
近場でも楽な仕事ってのはあるんでね?

今更ながらそんな当たり前のことに気づいたんで
面接はバックレて、大山にあるゲームショップに行きました

「なんか安くて長く遊べるゲームないかなー?」

そんなこと思いながらゲームを物色していたら突然

「トゥルルルルル。トゥルルルルルル。」

携帯電話がなったので、着信をみたら何と
タカシーノからであった

今日、仕事の面接に行くつもりだったので
携帯の電源を入れてあったことをすっかり忘れていたのだ

どうするか・・・電話に出るべきか・・・・

少し悩んだのだが、結局電話に出てしまった

     俺「もしもし・・・・・・」

タカシーノ「あ!もしもし!やっと繋がりましたよ
       何をしてたんですか!?」

     俺「いや、みんなに合わす顔が無くて・・・・」

タカシーノ「今更何をしでかしたって
       あんたの株はこれ以上下がらんでしょうが!!」

     俺「でもほら、パクチーはすげー怒ってるでしょ?」

タカシーノ「いや、逆ですよ!すげー心配してましたよ
       むしろ俺が仕事を紹介したのが悪かったって言ってましたよ」

     俺「え?マジで?」

タカシーノ「マジですよ!!今、どこにいるんですか?」

     俺「え・・・えーと、ゲームショップ」

タカシーノ「・・・・・・・・・ま、まあ。俺は今日早めに上がるんで
       仕事が終わったら電話するから、飲みましょう。」

     俺「う・・・うん。」

まあ、タカシーノは難民の中でも非常識の部類に入るから
俺のやったことに対してはそんなにも責め立てまい

その後、新宿にてタカシーノと会い
酒を酌み交わしたのだが、酒ってのはダメだね
本当に酒ってのはいけない

「悪いのは俺じゃねー!
 悪いのはあいつらなんだよ!
 むしろ俺はあいつらに謝罪を要求する!!」

そういった感じになってました
まあこれは酒のせいであって
俺は未だに悪いのは自分だと思ってますよ、ホントだよ

しかもこの日はFU主催のライブに難民も出演するってんで
難民メンバーが初台でスタジオ練習をする日だったんだよ

つーか、俺も難民と怪談で出る予定だったのに
失踪をしてしまったことによって
テケレツがかなり心配していたそうだ
「俺ら主催のライブに穴を開けたらコロス」とかなんとか

さらに言うなら、ほぼ同時期に
タグッツオにも結構な迷惑をかけていて

結局、難民で唯一迷惑をかけていなかったのは
某大手外資系に勤めているエリート様だけだったんだよね

そんな背景もあったんで
やっぱり他のメンバーには会いづらかったのだが
酒の力の為せる技であったのだろう

普通に「すいませんしたーーーー!!」
って言いながらスタジオに入っていきましたよ

ちょうど、パクチーだけが遅れていて来てなかったんで
その間はちょっとだけビビってましたけどね

その後は、ごらんの通り
FU主催の難民ライブにも出れたし、怪談も語れましたよ
皆さん、本当にありがとう

結局のところ
俺の失踪期間ってのは2日で幕を閉じました・・・・・・が!!

本当の恐怖ってやつがこの後にやってくるなんて
このときはまだ、誰も想像すらつかなかった・・・・・・

                  
               次回、「地下鉄乗り場は魚市場」に続く
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by yakumoMkII | 2007-03-19 21:33 | Danger