『悪魔に赦しを乞え』


by yakumoMkII
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カテゴリ:短編小説( 11 )

おばあちゃん、ごめんね

僕が18歳のころ
お婆ちゃんは癌にかかっていてしばらくの間入院をしていた

僕は昔っからお婆ちゃんっ子だったので
お婆ちゃんのことがとても心配でたまらなかった
最初のころは何度もお見舞いに足を運んでいたけれど
色々と忙しかったり用事があったりで
段々とお見舞いに行く頻度はめっきりと減ってしまっていた

3ヶ月ぶりくらいにお見舞いに行ったとき
しばらく見ない間にずいぶんとやせ細った
お婆ちゃんの姿を見て戸惑いを隠せずにいたら

「久しぶりだなあ、来てくれたんか。」

そうお婆ちゃんはとてもうれしそうに言ってくれたので
何だか心が切なくなってしまった

用事があったため30分ほどの会話しかできず

「それじゃあ、用事があるから帰るね」とお婆ちゃんに告げると

寂しそうな表情で「またきてな」と言われたので

「また来るよ。」

そう僕が返事をしたら、とても嬉しそうな顔で頷いてくれた

それからまたしばらくお婆ちゃんのお見舞いに行けなかったのだけど
お婆ちゃんが退院して家に帰ってくるとの知らせを聞いた

退院と言っても病状が良くなったからという訳ではなく
お婆ちゃんが最後は家族と一緒に過ごしたいと強く希望をしたため
とりあえず一時的な退院という形で
家族と少しでも一緒の時間を過ごさせてあげたいとの
病院側の配慮だったそうだ

お婆ちゃんが家に帰ってくるのは嬉しかった反面
ほぼ寝たきりでとても苦しそうにしている姿を見ていると悲しくもあった

僕は少しでもお婆ちゃんと一緒の時間を過ごしてあげようと
家にいるときはなるべく、どんなにつまらないことだろうと
お婆ちゃんに話をしてあげていた

ある日、僕に彼女が出来て
明日初めてのデートに出かけることをお婆ちゃんに話した

すると、おばあちゃんは「よかったねえ、よかったねえ。」と
まるで自分のことのように喜んでくれた

次の日、眼を覚ますとデートのために
前日から用意していた服が無くなっていた

おかしいなと思い母親に聞いてみると
お婆ちゃんが珍しく朝に起きて
僕の部屋に入ったらしい

もしかしたらお婆ちゃんが知っているのかなと思い
お婆ちゃんの部屋に行くと
どうやらお婆ちゃんは僕の服に
アイロンをかけてくれていたみたいなのだが
どうも様子がおかしい

僕が部屋に入ると

「ごめんなあ、ごめんなあ。」しか言わない

「もしかして」と自分の服をみてみると
アイロンがけに失敗したらしく焦げあとがくっきりとついてしまっていた

僕は急にカーっと頭に血が昇ってしまい

「ふざけるな!!どうすんだよ!!」と思いっきり怒鳴りつけてしまった

お婆ちゃんはただオロオロしながら

「ごめんなあ、ごめんなあ。」と何度も謝るのだが

怒りが収まらない僕は

「ごめんじゃないだろ!余計なことするからだ!このクソババア!!」

さっきよりもさらに大きい声でそう怒鳴った

するとお婆ちゃんはよろけながらタンスの方へ向かい
ボロボロの財布を取り出すと
そこから、なけなしの5千円札を取り出すと泣きながら

「本当にごめんなあ」と言いながら渡してきたので
それをひったくるように奪い、そのまま自分の部屋で着替えて
表へと出て行った

そのこと以来、怒りの気持ちが収まらないのと
怒鳴ってしまったことへの罪悪感などの感情が入り乱れて
あれだけ毎日のように行っていた
お婆ちゃんの部屋へ入りづらくなってしまった

そして、それから2日後
お婆ちゃんの容態が急変してしまい
病院のほうへ再度緊急入院となったが
その日のうちに亡くなってしまった・・・・・

お婆ちゃんの葬式でお線香をあげるとき
ふと、2日前のアイロンのことを思い出すと涙が止まらなくなった

お婆ちゃんは僕のために動かないからだを懸命に動かして
僕を喜ばせようとアイロンをかけてくれたのに
そんな気持ちもわからずに何故、怒鳴ってしまったんだろう・・・・・

オロオロとして泣いてるお婆ちゃんに何故一言

「いいんだよ、ありがとうね。」って言ってやれなかったんだろう・・・・・

最後の最後にお婆ちゃんに酷いことをしてしまった自分が心底
嫌になり、そしてお婆ちゃんに対して申し訳ない気持ちで一杯になり
涙がとめどなく溢れてくる

せもてもの償いという訳ではないけれど
あのときの5千円でお婆ちゃんの大好きだった和菓子を買って
お婆ちゃんの御棺の中に入れてあげた

その時、本当ならお婆ちゃんが生きているときに伝えたかったのだけど
安らかに眠っているお婆ちゃんの顔を見て
感謝と謝罪の気持ちを込めて言った

「おばあちゃん、ごめんね。そして本当にありがとうね」
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by yakumoMkII | 2009-03-14 23:37 | 短編小説

辞世の書 難民参

さて、本来ならば前回に引き続き
パクチーの奇行をさらに書き連ねるところなのだが
何気なく自らブログを読み返してみて気づいたことがあった

「己の所業、武士(もののふ)のものと思えぬ!!」

これではパクチーとどこで会おうとも
野の獣のように斬って捨てられると・・・・・

そもそもがこのブログの存在意義とは
自分の愚鈍さをアピールするのが目的であって
決して他人を誹謗中傷する場では無かったはずだ

それなのに何だ!この体たらくぶりは!!

他人に不快感を与えるというのは
私が最も忌み嫌い!
そして最も愚かと思う行為なのです!!

それにも気づかず調子に乗って
あることないことを書き連ねて衆目に晒すなんて
私はなんと罪深きことをしてしまったのでしょう・・・・・・

とある外資のエリート様が
今までの生き様やプライドを脱ぎ捨てて
ただただ出世の為だけに万人受けを狙い
衆人環視の中モノマネをされた芸人の言葉をお借りするならば

「下手こいた~!」

と言った心境でございます

正味な話、実際のパクチーさんというのは
とても穏やかで本当に人間の出来ていらっしゃる方なんですよ

私は彼に何度も迷惑をかけてるにも関わらず
彼が私に対して迷惑をかけたことなど何一つありませんし

本当に素晴らしい方というイメージのみが
私の記憶中枢に根付いています

それに・・・・何と申しますか・・・・・

彼はほら・・・ドラムを長い間やっているではないですか・・・

その副産物として彼はとてもパワフルな2本の腕をお持ちなんですよ・・・

まあ流石に無いとは思うんですが・・・

もし、もしもですよ!!普段はキリストのごとく穏やかなパクチーさんが
万が一、虫の居所が悪いときがあってですね
その苛立ちを引きずったまま、酒宴の席を共にしたとして
そのときにベロベロに酔っ払ったパクチーさんが
虫けらのようなこの私ごときにお声をかけてくれた!!
と思ったらブログに対する不満をぶつけてきたとかでしたら
それはもう・・・・・

しかもぶつけてくるのが怒号や罵声のみとかなら
全然よろしいのですが

タバコを吸うときに必要となってくる受け皿とか
飲み物が注がれたガラス製の細長い器などとか
ましてやPUNK時代より培われてきた
その小橋建太ばりの豪腕がぶつかってきたりなんてしたら

「八雲よ、天に帰るときがきたのだ!」

そう言われてもおかしくないようなシチュエーションに
なっていると思います

なので!!誠に勝手ながら
パクチーさんに関する記述はここで打ち切りにさせていただきます

パクチーさんには後ほど菓子折りでも持参して
改めてお詫びに伺います

本当に申し訳ございませんでした・・・・・・・

それでは仕切り直しまして
次回はテケレツとの出会いについて語りましょうか

こいつはホンマもんのヲタク野郎ですからね

ん?さっき他人に不快感を与える行為は嫌いって言ってたって?

「スマン、ありゃウソだった」

いや、ウソでは無いんですが
厳密に言えば相手を選んでってことですかね

基本的に私は自分に対して自信というものを全く持ち合わせておらず
それは腕力的な面でも例外では無いのですよ

しかし!!

今までに出会った近しい人たちの中で
こいつにだけは喧嘩になったとしても
絶対に負けないだろうという人物が二人いまして

その二人というのが

現在2歳半になる甥っ子とテケレツなんですよね

まあ、甥っ子の方は月日が経つにつれて
かなわない存在になるとは思いますが

テケレツに関しては別!!

一生涯、負ける気しない!!

なのでテケレツに関することならば
外連味のある記述をしたとしても
そのことに対する文句なんざ握り潰せますしね

あ、でも勘違いしないでほしいのは
私はテケレツさんのことは本気で尊敬していますよ

音楽面でね
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by yakumoMkII | 2008-01-24 04:12 | 短編小説

辞世の書 難民弐

「あ・・・あれは一体何をなさっていらっしゃるのかしら?」

本人に直接聞く勇気を残念ながら持ち合わせていなかったため
タカシーノにパクチーの異常な行動についての説明を求めたのだが

「んー、彼は哲学者気質であられます故
 その行動は今だ謎に包まれている部分が多いのですよ
 ま、一言で言えばアーティストってやつですかね」

人と違う行動を取ったり
常軌を逸する行為を繰り返すやつは皆「アーティスト」
というタカシーノの穿った人間観により一言で片付けられてしまった

それにしても目の前にいるそれは
アーティストというよりも、どこからどう見てもキチ・・・・・・・

キチンとした身なりをしていらっしゃる
産まれた時より帝王学でも学んでそうな
博識のあるお顔立ちをした
まるで宮沢賢治の学生時代のような
立派な人間像がそこにあらせられます

・・・・今、危なく人を揶揄する直接的な表現を用いそうになりましたが
すんでのところで回避をいたしました

それは何故かと申しますと

わたくし、過去にこのブログで
やはり某氏のことについてフィクションを交え
面白おかしく書き綴ったところ

それを読んだ本人より

「いやー!!キチ○イや狂人と言われてるのは慣れてますが
 やはり改めて言われるときついですね・・・・・・・・・。」

などという、吐いた言葉の一言一句に哀愁を感じるような
台詞を言われたためでして
今回もまたそのようなことが無いよう
細心の注意を払って行きたい所存にございます

さて、話は戻りますが
そのキチ・・・・・几帳面な方と中々話す機会というのが生まれず
タカシーノとばかりゲームや話をしていたのだが

それなりのお酒を召していたタカシーノが
友達が遊びに来ているというのも関わらず
高いびきで突然寝てしまったのである

これには流石に困り果てた

そもそもが人を呼びつけておいて
晩年の阿佐田哲也のごとく突然寝てしまうとはいかんともしがたい

この状況下にて、家に帰るという選択肢も考えられたのだが
やはりそれはパクチーに対して失礼な行為にあたるだろうと思い
何か話しを振らなければとパクチーの方を向くと

彼もまたこの何とも言えぬ雰囲気にいたたまれなくなったのか
昔、ペットショップにて見かけた相思鳥のように
週刊マガジンの横、ベッドの隣、部屋のドアの前の三点を
延々と、うろうろし始めた・・・・
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by yakumoMkII | 2008-01-13 08:20 | 短編小説

辞世の書 難民

さあ、シンアイでの下劣極まりないタカシーノの冒険活劇は
楽しんでもらえたかな?

タカシーノがあまりにも極悪非道すぎて、少し読んだだけで
絶対的な嫌悪感を抱いた人もいたんじゃないだろうか?

でもね、本当ならもっとたくさん書きたいことがあるんだよ

酩酊状態になったタカシーノがビデオの陳列棚を
ドミノのようにガシガシと倒していったりとか

店先のシャッターにローリングソバットをかまして
もう二度と開け閉めの出来ることの無い鉄塊に変えたりだとか

店員であるにも関わらず店内でゲームをやり続け
お客様のご意向に全く沿おうとせず
挙句の果てにそのことを店長に示唆されると

「おお!誰よ!?密告(チンコロ)しやがったのはよー?
 そいつここに連れてこいよ!!
 じゃなきゃテメーのテンプルに右フック叩っこむぞ!!おらーー!!」

という非の打ち所の無い逆ギレっぷりで
見事時給アップにまでつなげたりとかね

え・・・・?何で時給がアップしたのかって・・・・・?

さすがにそれは教えられないけど、あえてヒントをあげるとしたら

この事件以来、程なくして店長が代わっちゃったってことかな?

ふふ、これを読んでる人たち

そんな、ゲロを吐くぐらいこわがらなくてもいいじゃあないか・・・

言うてもこれはタカシーノの頭がスパイクヘアーで
PUNKファッションの前はHip Hopな格好をしていた
若かりし頃の話だからね

でも今のタカシーノはアメリカさんに縛られてるから
全然ダイジョウブだよ!!

さて!今回はそんな素敵なタカシーノさんの昔からのマブダチでもあり
難民の名ドラマー!さらに気は優しくて力持ち!!
正に「難民に残された最後の良心」とも言える
パクチーさんとの初めての出会いについて語りませうかね

俺とタカシーノはその日、お互いバイトが休みだったため
昼間からタカシーノの家でゲームをしてたんだよ

俺がタカシーノの家に着いてから
ゲームを小一時間ほど嗜んでいたら

「ピンポーン」

急に家の呼び鈴が鳴るではないか

そのときタカシーノは「あっ!」という顔をして

「すんません、そういや今日うちのバンドのドラムも家に呼んでたんだ
 すっかり忘れてましたよ」

と言い玄関の方へと向かっていってしまった

(おいおい、忘れるようなことかよ・・・・・・)

そう心に思ったのだが、ちょっと待てよ!!

今、うちのバンドのドラムって言ってたよな?

確かタカシーノのバンドってPUNKだよな?

PUNKのドラマーってのはあれだよな?

髪型はモヒカンかスキンヘッドで
隙あらばあちこちにピアス開けてて
1年中、白か黒のタンクトップもしくは上半身裸で
両腕にごっつい刺青入れてて
ハーレー・ダビッドソンのようなバカでっかい単車を
転がしてるような輩だよな?

そんな、クラッシャー・バンバン・ビガロか
北斗の拳のスペードみたいなのに来られてもこっちが困るでしょうが!
今までと同じような雰囲気で和気藹々とゲームが出来るか!!

と、少しばかりの焦燥感が出た俺は

「遠方よりお越しくださったお友達に
 気分を損ねる事の無いようにお帰り頂くような措置は
 取ってもらえませんかね?」

そういった心持ちをタカシーノに伝えようかと思ったのだが
時すでに遅く・・・・

「ガチャッ!」

「おう!」

「おう!久しぶり!」

「今日もバイクで来たのか?」

「ああ!」

すでにドアを開けてしまってるじゃあないか・・・

しかも会話の内容からしてハーレーの項目をクリアしちまってるよ・・・・

しかもさっきから少しだけ見切れてるのだが
髪型もスキンヘッドまでは、いってないのだが
結構な坊主なんだよなこれが・・・・・・・

坊主でハーレー乗りでPUNKでドラマーったらもう
暴力的な背景しか浮かんできませんよ
こうなればあとはどうやってここから脱出すべきか

そんなことを考えていると

「ヤクモさん、こいつがうちのバンドのドラムをやってる
 パクチーです」

タカシーノが全く空気を読まずに俺に紹介しやがるもんで
やむを得ず

「ど、どうもヤクモです・・・・。」

俺より明らかに年下であろう相手に敬語で
しかも伏し目がちにボソボソと自己紹介をした

すると、突然相手のハーレー坊主が大声で

「あなた、あれですか?
 ユング派?フロイト派?」

そう尋ねてきたではないか・・・・・

質問の意図が全く解らなかったというか
この人は何を言ってるのかの意味すらも解らなかったため
しばらく空白の時間が流れたあと

「も、申し訳ございません!!
 もう一度だけ私めにチャンスを頂けますでしょうか!?」

相手の機嫌を損ねぬようにそう申し立てをしたのだが

パクチーさんは大変ご立腹されたのか
部屋の隅にドカっと座ると
畳のケバをむしり、それを食むような仕草を見せながら

「反芻・・・・反芻・・・・」

と何やら呟き始めた・・・・・・
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by yakumoMkII | 2008-01-10 11:40 | 短編小説

辞世の書 信愛Ⅴ

さて、前回からの流れを汲めば
お互いに命のやり取りをした後タカシーノが

「手前にもわかりませぬ」

そう真に男らしい微笑みを見せて
その微笑にしびれた俺が「大儀であった!」と
許すシーンを皆、思い浮かべたであろう

だが!思い出して欲しい
タカシーノがシンアイに入った時の雰囲気ってのを

頭は緑色のスパイクヘアーで
でっかいピアスを耳につけたPUNK野郎ですぜ?

かたや俺は数々のヘタレ伝説を打ち立ててきたチキン野郎

この両者を比較したら
おのずと答えは導き出されますよね?

前回のブログでタカシーノを呼び出したって言ったが

「スマン、ありゃウソだった」

・・・・・・だって!だってですよ!

そんなん注意出来るはずがないでしょうが!!

例えば中学時代のすげー怖い先輩が
目の前でサラリーマンをボコボコにして
なおかつ財布をぶん取って

「おう!この金で飲みに行くぞ!!」

と言われて

「先輩、それはとても悪いことだと僕は思います」

貴方はそう言い切れますか!?

言えるわけないだろうが!!

そんな事言っちまったら病院のベッドの上で
後悔をするはめになるに決まっとるわ!!

つー事で俺はタカシーノ一派の軍門に降り
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら
止む無く酒宴に参加していました

なのでもし警察関係者の方々が
ここに目を通す機会があったならば
これだけは強調しておきたい

僕は好んで一緒にお酒を飲んでた訳ではない
強要されて飲まされていたのだと
必要とあらば暴行があったという事実も証言に加えますよ

あ、あと僕は自分で飲んだ分は
ちゃんとお金戻してましたよ
これで僕は無実だって解ってくれますよね?

ここ本当に重要なんで
もう一度だけ、はっきりと言います

「僕は脅されて酒を飲んでいただけです!!」

もし、この証言だけじゃ弱いんでしたら
タカシーノがシンアイ時代どれだけ外道だったのかってのを
今から説明しますよ

彼は結構、異性にモテましてね
ある日同僚の女の子に一緒に花火を観に行こうと誘われたそうなんですよ

観終わった後に彼女の家に行くと
両親は出かけていて
姉ちゃんは部屋に残っていたそうなのだが

「ちょっと待ってて」

そう言って彼女が姉ちゃんのところへ行くと
何故か姉ちゃんも出かけてしまい
残されたのは彼女とタカシーノだけになったそうだ

彼女は心の準備も万端で
部屋の電気を消し
後はもうそのときを今か今かと待ち続けていたらしいが

「わりー。俺、人間以外は抱けねーから」

そんな驚愕の台詞を吐き捨てるかのように言い放ち
タカシーノは家を出て行ったそうですよ

その後、シンアイ内でタカシーノは

「いやー、まだあいつが豚やゴリラ並みだったら
 獣姦ってのもたまには悪くねーと思えたんだが
 あいつの体型ってのは完全にゴッグじゃねーか
 流石の俺様もモビルアーマー相手に
 チン○は立たねーよ!!ガハハハハハ!!」

まるで武勇伝かのごとく、皆にそう自慢していましたよ

しかも彼女が純粋に想いを込めて綴った恋文を
皆に見せてまわり

「おい!この文面見てみろよ!すげー気持ちわりーよな!?
 量産型モビルアーマーがなーに女気取ってやがんのよ!!」

そう言って、わざわざコピーまでしてバラ撒いてました

え!?その女の子はどうなったかって?
勿論、シンアイを辞めましたよ・・・・・・・

どうですか!?このタカシーノの鬼畜ぶり
まさに非人道的な行為と言えますでしょう

これで俺の無実はますます真実味を帯びてきましたね

あ、ちなみに言っておきますが俺は己が一番大事なんで
たとえ十何年来の親友だろうが
自分に火の粉が降りかかってきそうだったら
保身のため、ポップにそいつを売りますからね

例えば難民でタイに行って
むこうの過激集団に拉致されたとして

「とりあえず見せしめに一人ぶっ殺す」

そう言われたとしたら

「俺以外の誰かでお願いします!!」

澱みなく、しかも流暢なタイ語で即答できる男ですからね

そんな俺だけどシンアイでの犯行
もうあえて犯罪だと言い切ってしまおう

これに関しては私、一切関与していません
むしろ被害者の方ですから!!

まあ、私の言っていることを信じるか信じないかは
あなた次第ですけどね
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by yakumoMkII | 2007-09-19 09:14 | 短編小説

辞世の書 信愛Ⅳ

…この小泉八雲MkⅡは…いわゆるクズのレッテルをはられている…

ゲームの育成に必要以上にのめり込み
半年以上家から出てこれねえときもある…

ヘタレで能なしなんで
気合を入れてやった仕事でも、もう2度と行かねえ

料金以下のクソゲーを出すメーカーを
2ちゃんねるで叩くなんてのはしょっちゅうよ

だが、こんなおれにも吐き気のする「悪」はわかる!!
「悪」とは、てめー自身のためだけに
他人の財産を着服するやつのことだ!!


まだ時効前だと思うので
あんまり事細かくここに書くことは出来ませんけど
タカシーノの傍若無人ぶりは本当にひどかった・・・・・・・・

タカシーノが来る前でも確かに
レジの売り上・・・・・・・おっと危ない危ない

ここは出所のはっきりしない使途不明金とでもしときましょうか
その使途不明金でたまーにジュースを買ったりしたときはあった

しかし!!
それを見たタカシーノは
どこをどうすればそんな解釈になるのか

「ジュースがいいならラーメンもいいだろ?」

そんなジャイアンもびっくりなロジックにより
ほぼ毎日のように使途不明金を握りしめると
近くのラーメン花○へ足を運んでいた

しかしタカシーノが凄いのはこれからである

「ラーメンを食ってもいいなら酒飲んでもいいだろ?」

もうなんなんでしょうか?
この人の頭の中には煩悩しか詰まってないのでしょうか?

毎晩とは言わないが
それでも週3日ほどのペースだったんではないだろうか

夜中に自分の勤務時間が終わると
深夜番を巻き込んで店の中で酒盛りという
言語道断な行為を繰り返していた

これでは借りに来る客も堪らないだろう
ビデオ屋だと思って入ってみると
酔っ払いが円陣を組んで

「アヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!」

なんて笑い狂っているのだから

しかも酒が足りなくなってくるとレジ・・・じゃない
ある方向を指し示して

「金ならそこにあるじゃあないか」

そう言って使途不明金で後輩に酒を買ってこさせる始末

客が延滞をすればするほど
タカシーノの懐がどんどん潤っていくというシステムが生み出されたため
まるでシンアイはタカシーノの店のようになっていた

シンアイで最年長であった俺は
何度もタカシーノに苦言を呈そうかと思ったのだが

シンアイで働いてる周りの仲間たちってのは残念ながら
知能指数がイルカよりも低く設定されているため

正義を唱える俺よりも
酒を飲ませてくれるタカシーノのほうが良い人

そういう認識でしか物事の判断が出来ない

そんな状況下で俺が

「君たちのやっている事は、とっても悪いことなんだな
 兵隊さんの位で言うと将軍くらい悪いことなんだな
 だからそういう事は止めた方が良いと僕は思うんだな」

そうやんわりと解りやすく言ってあげたとしても
俺がシンアイ内で孤立する恐れがある

そのため止む無く
見て見ぬ振りをせざるを得なかった

しかし、タカシーノの蛮行はとどまる事を知らなかったため
ついに俺は孤立するのを覚悟で注意を促すべく
タカシーノを呼びつけた

呼びつけられたタカシーノは帽子を横にかぶるという
奇妙ないでたちをしていた

「最近の流行に乗せられおって・・・」

まずは一般常識から叩き込んでやろうと思い

「目上の人に会ったらまず挨拶だろ?」

そう挨拶を促すと
何とタカシーノは真横を向いて頭を下げたではないか!!!

この時、全員が初めてこの帽子の意味がわかった
見事な傾きぶりだった。

たしかに帽子はヤクモに正対している
帽子を見る限りタカシーノはヤクモに挨拶して見えるのである
だが顔は横を向いている

つまりタカシーノはヤクモに挨拶することを
平然と拒絶したのだ!!
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by yakumoMkII | 2007-09-08 08:22 | 短編小説

辞世の書 信愛Ⅲ

「俺、大学の友達とかとバンド組んでんすよ
 ライブとか結構やってるんでヤクモさんも今度観に来て下さい
 やってる音楽はPUNKなんすけどね、PUNKはいいっすよ
 なんつーか初期衝動っていうの?音楽はテクだけじゃないっていうか
 聴いてる人達が魂を揺さぶられるような強力なインパクトを・・・・・・・・」

うぜー!死ね!!

誰もテメーの現在の境遇や音楽観なんざ聞いてねーんだよ!!

聞いてもいねーことをペラペラペラペラと喋りやがって
そもそも俺は音楽なんざ嫌悪の対象以外何物でもねーんだよ
そんな俺に音楽を語るだ!?

俺に音楽ですげーと思わせてーんだったら
両腕を切り取ったけど楽器が弾けるぐらいの
パフォーマンスでも用意してこいや!!!

俺はこの当時から最近の若者ってやつを忌み嫌っていた
しかも目の前でウダウダとくだらねー事を喋ってる野郎は

最近の若者+クラスに一人はいるお調子者

1項目でさえ反吐が出るほどムカツクってのに
生きる価値もねークソ要素の2項目をクリアしてやがる

確かにクラスにこういう奴ってのは存在してたわ
調子良いこと言って、皆を笑わせて
「○○君って面白いよねー」なんて言われて
本人も「どう?俺って面白いっしょ?」
なんて勘違いしているピエロ野郎がな

テメーとテメーとつるんでる低脳どもは

MASSACLE (み な 殺 し !)

それが俺のタカシーノにおける第一印象だった

ところが、ところがだ
事態は急展開を迎える

それは一緒に入って3日目くらいだったか
タカシーノが自分のバンドのPUNK曲を店に持ってきて
流してくれたのだが・・・・・・

ってこれは違うな

英詞でクソみたいなPUNKをがなりたてて
ハイスタ気取った耳障りな楽曲を
「お洒落でしょ?」みたいな顔で聴かされたんで

「こいつをぶん殴ってやりたいんですが、かまいませんね!!」

危なく店長にそう言いそうになったしな

何だっけな?
何がきっかけで仲良くなったんだっけな?

まあ、とにかく
一緒のシフトが多かったんで
話し相手がこのクサレ外道しかいなかったため
しょうがなく話しをしていたら

「あれ?この人って爽やか大学生とか今どきの若者とかと違うぞ?
 ただのキチガイじゃないか」

そう確信を得たあたりだったかもしれない

ゲームや漫画など共通の趣味があったというのもでかくて
一時期は仕事が終わったら2人してタカシーノの家に向かい
朝までずーーーーっとバーチャ3を対戦していた

あの時の2人は正にケンシロウとラオウの如く

強敵(とも)と呼び合える事のできる仲であった

「ふ…強敵(とも)か。
 
 思えば、俺には強敵と呼べる男はCPUしかいなかった…。
 
 …見せてくれ…このヤクモを倒した男の顔を。
 
 …ふ、ふ…見事だ。我が強敵手(ライバル)よ」

持ちキャラで負ける度にうぬの健闘を称え
そう思っていたものよ

結局、シンアイにはクズしか集まらないという法則は
崩れることが無かったことに安堵を覚えたのはいいのだが

いかんせん、このタカシーノという男は
今も昔も変わらないところがありまして
一度、気を許してしまうと
青天井で調子に乗ってしまうという性質なんですよ

タカシーノが来るまでのシンアイってのは確かにクズの集まりだった
まあ、タカシーノが来てもそれは不変だったのだが

しかし、クズはクズなりに自分らが犯してはいけない
不文律というものがありそれは絶対に遵守していた

だがタカシーノという男は俺等が頑なに守り通してきたものを
入ってから1週間ほどでいとも簡単にぶち壊して
悪事に手を染めてしまったのだ!!

「さすがタカシーノ!
 俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ!
 そこにシビれる!あこがれるゥ!」
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by yakumoMkII | 2007-09-03 07:48 | 短編小説

辞世の書 信愛Ⅱ

俺の目論見は見事に的中した
ビデオ屋の仕事ってのはアホみたいに楽だった

ただ一つだけ気になる点ってのがあって
実はシンアイの面接には俺ともう一人
地元の友達と2人で受けに行ったのだ

その後、友達に受かりましたという電話があったらしいが
そいつは他のやりたかった仕事に受かっていたので
丁重にお断りをしたらしい

で、どうも話を聞く限りでは
どうやら俺に採用の電話がかかってきたタイミングってのが
そいつが断った後みたいでね

もし、そいつが断らなかったら
俺はシンアイで働いていなかったのかもしれない

って、ちょっと待て
つーことはあれか
シンアイさんでは俺よりもあの野郎の方が戦力になるとでも
判断したのか?

ふざけるなよ!!
その時点で俺には社会人経験もあるし
サービス業でのバイト経験も数知れずだぞ!?
そんな俺よりも、あのろくに仕事経験もねー
ド糞フリーターの方が仕事が出来そうに見えたんか?あー!?

バカじゃねーのか!?このド低脳野郎が!!

てめーらの認めた
あのピザ野郎共々地獄に落ちやがれ!!クサレ外道が!!!

なーんてね
冗談ですよ。冗・談

そもそも友達の悪口を言うなんて俺のキャラに似合いませんし
ね?テケレツ君

まあ、シンアイで働き始めて最初の一ヶ月は
とても真面目に働いてましたよ

空いたシフトに積極的に入ったり
どうすれば来店されたお客様に満足してもらえるかを
日々、色々と考えては提案したりとかね

しかし、一ヶ月を少し過ぎたあたりに
俺よりも前に入っていたバイトの人が辞めてしまうので
新しく募集をかけたんですよ

その時丁度、俺がいる時間帯に
「バイトの募集を見たんですが」って
わけー兄ちゃんが来たんですが、これがまた酷い

耳にはでっけーピアスをして
格好もなんか「若さを前面に押し出しましたー」
みてーな、くっせー格好して

髪型なんざ
緑色でツンツンしたスパイクヘアーって
まるで量産型ザクの左肩みたいなんですよ

どうせ話し方も痴呆みたいなんだろうなと思っていたのですが
意外にも丁寧な喋り口だったんで

「いやー、その髪型
 格好良いっすねーーー」

なんて口走ってしまったが
もし俺が承太郎だったら

「よく見たら、やれやれ趣味の悪い髪型だったな……
 だが、そんなことはもう気にする必要はないか…
 もっと趣味が悪くなるんだからな……顔面の形の方が……」

間違いなくそう言ってぶん殴ってましたね

「店長の方に伝えておきますので」

俺がそう伝えると
そのザクの左肩は

「お願いします。」なんて言って帰っていきやがりました

一応、店長に伝えたのだが

あの客を、いや客だけじゃない
全てをなめくさったような髪型と
むかつくほどに自己主張されたでっけーピアスに
余裕ぶっこいた服のセンスをしてるような奴が
万が一にも受かるはずねーだろうと思ってましたよ

そもそもああいう爽やかなやつに
シンアイというくすんだドブネズミ色は似合わねーんだよ
変にシンアイという色をライトブルーとかに変えようとかされたら
うざってーしね

ところがそれから3日後くらいだろうか
俺がいつものように出勤をして仕事をしようとしたら店長が

「今日から新しく入ったタカシーノ君
 八雲君と同じ時間帯に入るから色々と教えてあげてね」

そう言って新人を紹介してくれたのだが
そいつをみて愕然としてしまった・・・・・・

何とその新人とは、あのうざそうなクソ大学生だったのだ!!!!

店長、気は確かか?気でもふれたのか!?

何を考えてこんな奴を採用したんだ!?

まあいい、どうせ軽薄そうな奴じゃないか
くだらねー理由とかですぐに辞めるだろう
もし、こいつが居続けようとしたとしても
周りの奴らと結託をして辞めさせる方向に持ってきゃーいいだけの話だ

いいか、これだけは覚えておけ・・・・・
 
「シンアイにはてめーのようなやつは無用だ」

そう心に思いながら
とても穏やかな表情でニコっと笑って

「よろしくね」

そう言って握手を求めました

八雲、20代前半 

タカシーノ、10代後半の夏の出来事でした
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by yakumoMkII | 2007-08-31 07:53 | 短編小説

辞世の書 信愛

今思うと俺の人生は途中までレールに乗っていたのかもしれない

小中と義務教育を普通に果たし
高校は親と教師に薦められるままに道なりに決め
その後はこれ以上勉強をしたくなかったので
就職をすることにしたのだが
就職先もまた教師に薦められるままに
スーパーでのブッチャー(肉を切る人)という職に就いた

何故ブッチャーになったかというと進路指導の教師が
「スーパーで社員になりたければ
 精肉や鮮魚とかの誰もやりたがらん仕事を希望すれば
 受かりやすいぞ」というあんまり有難くない助言をそのまま聞き入れ

面接で「精肉に興味があります」という
良く考えたら危なそうな発言をして
見事にスーパーでの社員の座を勝ち取ったのだ

その後、2年間頑張り続けたのだが
持病である「仕事をしたくない病」が重度にまで陥ってしまったので

ある日突然店長に
「今やってることは俺のやりたいことじゃないので辞めます」
そう発言してしまった

その言葉を聞いた店長は
「辞めるのは構わないのだが
 キミのやりたいことってのは何なのか
 差支えが無ければ教えてくれたまえ」

そう上からの目線で威圧するかのように問われたために
少しムカついたので

「ゲーム」

それだけ答えました

まあまだ二十歳そこそこだったし青かったんだね

これは余談なんですが
俺の親戚ですげー太ってる人がいるんだけど
その人が一時期だけ激痩せしてスリムだったときがあったそうなんですよ

その時期ってのが元々この人は岩手の人なんだけど
東京に上京をしてきて就職をしたのだが
その就職先があまりにもきつかったために
神経をやられてしまったらしく
それでメシもろくに食えずどんどんと痩せ細っていったらしいんだよね

「そんなクソみたいな会社は潰れちまえばいいんだよ
 で?何て会社よ?」

そう太った親戚に尋ねてみると
俺が働いていたスーパーと一緒でした

ね?辞めて正解だったでしょ?

その後、この当時はニートという言葉自体が存在しなかったが
常に時代の最先端を行く俺は計らずともニートとなってしまった

社員として働いていたときの貯蓄があったために
半年ほど遊び歩いてました

正直ゲームだけやってれば
もうちょっと遊べたのかもしれんけど
この当時の俺はギャンブルが大好きだったんで
競馬やパチンコにも手を出していたために
僅か半年で貯蓄が底をついてしまったんだよね

あと、親が食費を払え払えって五月蝿いんだよ
そんでしょうがないから働いてないのに
毎月6万円を家に入れてたんだよ
収入の無い人間から現金を強奪するって
お前らは将軍様か!!って声を大にして言いたかったよね
この出費も結構でかかったな

最終的には金が無くなっても働かずにいたために
親からの借金が中々の額になってしまっていた
これもあくまで金を貸すというスタンスを貫き通した親が悪い
言い方を変えれば全ては丸く収まるのにね
お小遣いをあげるとか

そんで「もう働かなきゃしょうがねー!!」なんて思い
出来るだけ楽な仕事を探し続けていた

ちょっと前に同じような状況に見舞われ
楽で収入がそこそこの仕事を探していると友人に伝えたところ

「選り好みしてる場合かっ!!!!」

そう喝を入れられたときが御座いましたよ
何か俺ってあのときとあんまり変わってないっぽいなあ

そして探しに探して熟考を重ねた結果
今や伝説とも言えるあのシンアイビデオに
見事バイトとして雇ってもらえることに成功した

その後、運命のいたずらなのか
シンアイで今やアメ公の手先となって冷酷さや非情さを増すことにより
聞いた相手が自殺寸前にまで追い込まれると言われる
ブラックジョークにさらに磨きをかけたあの外資系エリート

タカシーノ御大と相見えることとなる
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by yakumoMkII | 2007-08-27 07:36 | 短編小説

辞世の書

まいった・・・・・

最近は仕事とモンハンのみの生活を送っているために
何も書くことが無いのである

それなりの収入を得て
それなりに好きなことをやっていると
心も穏やかになっていくのか
昔ほど世を儚むことが無くなりました

ニートをやっていたときなど
誰が俺を殺してくれようか
この負の連鎖を断ち切る者は現れるのか?
そう願ったりしている自分がいました

だけど今は違う
まずニートでは無いし
お金もこれからどんどん貯まっていくだろうし
ゲームも仕事が終わったあとの空いた時間や
休みにまとめてやればいいし
とても充実した日々を過ごせているなあ

そんな風に考えていた時期が俺にもありました

充実?今の生活が充実だって?

誰がそんなことを決めたんだ!?

俺か!?俺がそう言ってたのか?

例えば明日になって
そこら辺で路傍の石のように冷たくなっていたとしたら

「我が生涯に一片の悔いなし」

そう天に拳を突き上げて言い切れるのか!?

今でこそ生産的な行為と非生産的な行為を繰り返しているが

俺の人生の比重においては
非生産的な行為のほうが生産的な行為を遥かに凌駕している
別にそれを悔やむ気持ちなんざ
さらさら無いんだが

もしかしたら
人生のどこかでボタンを掛け違えていたのかもしれない

もしまっとうな道を歩んでいたら
俺はどんな人生を送っていたのだろうか

そもそもどこで人生の意味を履き違えていたのだろうか?

だがそれについては2つのキーワードが思い浮かぶ

「シンアイ」

それと

「難民」

この2つだ

どうもこれらに絡んだおかげで
俺の人生はどんどんとレールを外れて行き
今ではニートと人間の中間の生命体となり
永遠に空想空間をさまようはめになっている気がする

しかし!そうでは無い気もする

そして、それが良かったのかも
悪かったのかかも解らない

だが!
ただ一つ真実を追究するならば
「楽しかった」
これに尽きる

最終的にそういった結論に落ち着くならば
充実していた人生を送れたのかもしれない

明日の我が身はどうなっているのか解らない

だからこそ
自分の人生において大きな指針となった
「シンアイ」と「難民」
この2つについての過去を次回より紐解こうかと思う

ここで一つ注意しておきたいのだが

俺は物語や作品を一定のクオリティーに仕上げるには
ある程度の誇大解釈や
言論の差し替えなどは致し方ないと思っている

なので今から釘を刺しておくのだが
ここで事実と違うことを書かれたとしても
決して怒ってはいけません
常にガンジス川の水のごとく
清らかな心を持って接してもらいたいと切に願います

俺の周りにはそんな狭い心の持ち主はいないとは思うのだが
一応、念のためにね

さて、それでは次回はいつになることやら

続くかァ~~ 続くかァ~~ 八雲! 続・くゥ・カァ
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by yakumoMkII | 2007-08-24 07:36 | 短編小説